3日目。
今日は下山するだけ……だったのですが。
大日小屋からの称名滝近くの登山口に下りて、立山駅行のバスに乗ります。
バスの時刻は9時10分。おおよそ1時間に1本なので、間に合わないと時間のロスが大きいです。
加えて、富山市内の焼肉屋さんと、帰りの新幹線を予約しているので、意外とタイトなスケジュール。
下山コースは、こんな感じ。標準コースタイムは4時間10分。
湿原の木道を越えた後の「牛首」から先に、転落・滑落、転倒という注意書きが並びます。
通った事の無い道なので、当初5時半過ぎに小屋を出発する予定だったところを、1時間前倒ししました。あわよくば、一本前のバスに乗って、立山駅で余裕を持たせるぐらいにしようということに。
というわけで、大日小屋を4時30分にスタート。
朝飯はお弁当にしてもらって、出発前に小屋で摂りました。
湿原の木道を越えると……
牛首を通過し、激下りが始まります。
思った以上に痩せ尾根で、ハシゴもあり、岩の階段は湿気を多く含んで滑りやすいので、油断していると危険です。
スマホがない!
ここでアクシデント発生。
先にハシゴを降りた嫁さんが、写真を撮ろうとしてスマホがないことに気づきました。ザックをひっくり返してみましたが確かにない。
……さっき写真を撮ってたのが、休憩した大日平山荘なので、この間で落としたか、山荘に置き忘れたかのいずれかです。
既に1時間、下りを歩いていたので、大日平山荘まで往復しても2時間はかかります。1時間早出して、2時間のロス。もし標準タイムで動いていたら、9時10分のバスも間に合わない状況です。
戻り途中で、下山中の二人組に話を聞いたら、前の山荘で、ちょうどスマホの忘れ物があったとのこと。
とりあえず、山道を探しながら歩くことは無くなったので、ほっと一安心。
嫁さんが急ぎ、山荘まで取りに行ってきたところ……。
1時間で帰って来ました。
コースタイム半分って、どんだけ速いのよ。
嫁さん、山に入るとホント強いと、改めて思いました。恐るべしです。
おかげで、この時点で、コースタイム通りでちょうどバスに間に合うことに。
結果として、牛首の後の下りを20分以上巻いたので、称名滝の見学ほど時間は無かったけど、バス停には余裕で到着でした。
大幅に時間を巻いて下山出来たので、少々興奮気味。
すき間からちょっとだけ、称名滝。
滝つぼまで行く時間は無かった……。
乗れました。
風呂→焼肉
当初の予定通り、立山駅から地鉄に乗って、不二越駅の満天の湯で汗を流し、嫁さんが予約していた焼肉屋、大将軍で打ち上げ。
良いお酒と美味い肉をたらふく味わって、富山駅から新幹線で帰宅。
最後の最後にトラブルはありましたが、山小屋を早めに出発したこともあり、何とかリカバーし、最終的には、予定通りで行程を終了することが出来ました。
また、最後まで天気に恵まれて、ステキな景色をずっと堪能できたのはホントに良かったです。
今年の大きな山行はこれで終了。ですが、ひょっとしたら、マラソン大会の合間に日帰りでちょろっと出掛けるかもしれません。