だまらん

さあ、走ろう。

週報:第25週:日光千人同心街道ジャーニーランを25時間52分で完走しました

ご無沙汰しております。

多忙だったのと、ブログを更新するモチベーションが少々落ちておりましたので、リハビリがてら、記載します。

 

走る方のモチベーションは下がっておらず、先週、スポーツエイドジャパンさんの主催する、日光千人同心街道ジャーニーランに参加してきました。

https://sportsaid-japan.org/NEW/guide/23nikko-site.pdf


コースは、西八王子駅にある興岳寺から、日光東照宮までの日光裏街道。
江戸時代、八王子の千人同心が、東照宮の火の番にあたる任務につくことから、40里(約160km)の道を50人で交代で東照宮まで参じるという史実になぞらえたジャーニーランです。

距離は、約160km。17日土曜日の朝8時にスタートして、制限時間は翌日18日日曜日の16時までの32時間。制限時間までにたどり着くのであれば、キロ12分で届くのですが。


■結果
結果はこちら。

docs.google.com



25時間52分、GPS上では163.5km、ペースはキロ9分30秒でした。

出走146名中、時間内完走55名で、完走率37.6%。順位は11位。
順位は、予想以上に上位。完走率の低さにも驚きです。

この距離を「覚悟して」参加してくる方々ですから、完走できて、この順位は、出来すぎだと思ってます。


10km毎のペースはこちら。

では、一気に振り返ります。

■ジャーニーラン初参加。100km超えも初めて。
ロードもトレイルも100kmまでは走ったけど、その先は未経験。今年の目標の1つでしたが、100マイルという距離を走り切りたかったので、達成出来て良かったです。

■荷物搬送なし。ゴール後の着替えも含めて全て担ぐ。
これが、地味にしんどい。ワンウェイの大会で搬送なしなので、着替えや身体を拭くものも持って行く必要あり。ザックの奥底にぎゅうぎゅうにしましたが、それでも10Lザックの4分の1は体積で占めることになりました。



熊谷市通過16時頃(約57km)。ちょうどこの日最高気温、33.1度を記録。
はい。17日から18日は、雲もなく、にわか雨もなく。とにかく暑かったですね!行く先々のコンビニで冷たい飲み物を買っては消費、買っては消費しました。


※たぶんこれが最後に食えた固形物



■夕方以降、胃腸弱って固形物が食えない。
暑いときはほんと仕方がないですが、胃腸が弱ります。ちょっと固形物を摂ろうものなら、吐き気が止まらなくなる状態。
ミネラルが足りなくなるので、塩分のある飴類を舐めるのですが、それでも「オエオエ」言い始めるようになったので困りました。
inゼリーなど、流動食的なものでエネルギーを蓄えるのと、あと、砂糖とミルクたっぷりのカフェオレがまともに胃に入った中では良かったです。

群馬入り71km過ぎで、スタッフからトップから11~12番目との報告。
これはびっくりしました。コンビニで休み休み、ときおり歩き交じりでかなりペースは遅かったので、順位は全然想像できませんでした。

ただ、「抜きも抜かれもせず、前後にほとんど人がいない」時間帯がほとんどでしたので、リタイアしている人は多いんだろうなあとは思ってました。

 

■21時頃から風も涼しくだいぶ走りやすい。
日が落ちて、21時を過ぎるころからようやくまともに走れる時間帯でした。とはいえ、そろそろ12時間を超え、距離も100kmを超えようとしている頃。
このあたりの走るペースは大体、キロ8分前後。
これに、6~7kmおきにコンビニ休憩が入るような感じで進みます。

第三エイドの富田宿(102km付近)で、一度だけ自分も入れて4名集団になりました。このとき、7位~10位グループを形成しています。
この後、このメンバーで5kmぐらい並走したのですが、一番最初に自分がついていけなくなり、遅れて行きます。
あとで結果を見たら、皆さん、ジャーニーラン経験者で速い人たちばかり。この時間帯に、キロ7前半で走れるのは強いなあ。

 

■午前3時頃、120km地点で私設エイドやってる方!ありがたい。
栃木県も、栃木市から鹿沼市に変わる頃、コンビニも減りだいぶ寂しい場所で私設のエイドをやっているかたが!しかも午前2~3時にかけて。
本当にうれしかった。
いまだに固形物は食べられなかったのですが、消化の良さそうなものと飲料をちょっと頂き、ました。

24時間過ぎにはゴール出来ると思うよ、まだこれから上り坂あるけどね(笑)
というような会話をしつつ、ランを再開。

鹿沼市街に入ると、空も徐々に明るくなってきました。

■ライトは19時から4時まで点灯。予備電池多めにかなり持ったけど、交換なし。
■ヘッドライトのみ利用。チェストライトも持参してたが、どちらか一つで十分。
 
一番日が長い季節なので、朝4時前から明るくなり、ライトの点灯時間も短め。予備電池に交換することなく、余裕をもってライトは点灯出来ました。
なにぶん初めてのロード夜間走なので、このあたりは慎重に装備を用意しておきました。荷物は重たくなりましたが。

■日光杉並木、車道は狭いので脇のトレイルを走る指示あり。日陰になるのはうれしい。

写真にあるとおり、日光市に入ると、本格的な杉並木が出てきます。日差しがまた強くなりますが、日陰になるのはありがたい。

鹿沼市日光市になるころから、徐々に標高が上がり、最終的に標高差600mを上る。

日光市は広いんだよね。
地理的には、目的地に入りましたが、まだまだ遠い。
そして、ここからは上り坂なんです。

■二日目の朝でまた気温が上がり、暑さと坂道にやられて最後の5kmは完全に歩き。

日が昇れば気温は上がる。
どんどん勾配もきつくなるので、ここは無理をしない。
最後は歩きました。

■ゴールにスタッフと、スポーツエイドの舘山代表のお二人がお出迎え。更に距離の長い大会でお待ちしているとのこと(笑)

久しぶりの東照宮。何年ぶりだろう。
スポーツエイドジャパンの舘山代表にお出迎え頂いて、感無量のゴール。


無事に完走出来て良かった。

胃腸を含めて内臓は、吐き気が続き大変だった。こればかりは、もうどうしようもない。
ただ、コンビニが後半少ないながらも、ずっとあったので、「何かしら、栄養のあるものは胃に入れることが出来る」と考えていたので、悲観は無かった。

脚周りは、疲れはあるけど、痛みもなく、163km最後までしっかり動けたのは驚きとともに、少々の自信になりました。

あと、もう一つ。
4月の末に、20時間かけて、鎌倉市内のトレイルを106km走って、長時間動き続ける実績を作れたのも、今回の完走に繋がっていると思っています。

今年は、こういう耐性を付けるトレーニングを経て、上手く結果が出ていると思います。

最後に。
夜通し、大会を運営してくれたスポーツエイドジャパンの皆様、昼夜問わず、私設エイドを開設してくれた方々、スタートやチェックポイントで応援してくれた方々。

本当にありがとうございました。