前の記事の続きです。
ちょっと前の記事にもかきましたが、これって、野辺山ウルトラ対策であって、ウルトラマラソンの対策とはちょっと違うかもと思い始めました。
まあ、「野辺山を制する者はウルトラを制す」と言いますし、良いですかね。それでは実際に、レースで走るにあたってのコツとか、他に思い出したこととか。
■日陰を走る
交通ルールに従うのはもちろんですが、少々距離ロスしても日陰を選んで走ります。お日様の下にいるだけで、かなりの体力を消耗します。10時間以上走るのですから、無駄に体力は削らないようにします。
柴又100Kだと、河川敷を延々と走るので、日陰がほとんどないですよね。帽子の後ろにヒラヒラとした日よけ(アレなんて呼ぶの?)をつけるなどして、なるべく日陰を作る工夫がよいかと思います。
■エイドに立ち止まるのはほどほどに
後半は、エイドで立ち止まってると、脚が固まって、走り出すのがしんどくなります。しっかり水分補給・栄養補給したら、まず動く。
走れなくても、まず歩く。
歩きだしてしまえばこっちのもの。
次の電柱から、次の看板から走り出そうという気持ちになります。
■エイドでは声を出す
「水が冷たくておいしい!」「麦茶があったかい!」「うどんがうまい!」「あ¨~!上りがしんどかった~」「ごちそうさま!行ってきます!」
ウルトラではメンタル重要。思ったことを口に出しましょう。周りのランナーも同じことを思っています。エイドのボランティアの人や、ランナーと会話をすることで、気持ちを盛り上げましょう。
■長い坂を上り切ったら声を出す
ウルトラではメンタルが(以下略
■70km地点、80km地点、90km地点、距離表示を超えたら声を出す
ウルトラではメンタルが(以下略
■試走する、コース動画を見る
やっぱりメンタルです。
延々と続く上り坂、角を曲がったら、上りも終わるだろうと思ったらまた上り坂……。
淡い希望を砕くような鬼コースがウルトラには多いです。
事前の学習で、「この先で上りは終わり!」と、確固たる自信をもって、上りきりましょう。
ちなみに、野辺山ウルトラのラスボス、馬越峠は「第41号カーブ」が最高地点です。楽しみながらカウントダウンしましょう。
※なお、この後、第1号カーブまで5kmで標高差約500mの激下りです。
■ゴールシーンをイメージする
終わったら何飲もうかなあー。何食べようかなー。お風呂あったかいだろうなー。
みんなに出迎えられてのゴールシーン。
ゴールでは名前を呼ばれて「xxさん、おかえりなさい!」のアナウンス。
このつらい旅からもうすぐ解放される、と思うのか、はたまた、あと数キロで終わってしまうと思うのか。
出来れば、良い想像をしてゴールシーンを迎えられればと思います。
自分の初めての100kmは2010年の野辺山でしたが、実は、ゴールしたら、応援に来てくれた彼女(嫁)にプロポーズするつもりでした。そんなイメージを固めながらの後半戦を過ごしていました。
でも実際は、初めて100kmを完走した達成感と、13時間近く運動し続けた疲労感。色んなものが入り混じって「それどころじゃなかった」のが実情。
100kmのゴールは想像を超えてくる。
完全に野辺山対策になってしまいましたが、少しでもご参考になればと思います。