安達太良山トレイルレースは30km地点、第2関門でリタイアしました。第2関門到着は7時間45分、リタイアを決めたのは8時間25分でした。
諸々、振り返ります。
前日
昔からの山仲間のIさん夫婦の車に便乗させてもらって、現地岳温泉入り。受け付けと大会ブリーフィングに参加しました。
ここで、ブタロウさん、TOMSAIさんに初めてお会いしました。ちょびさんはお仕事でお会い出来ず。
ブタロウさんは、前日開催の10km大会に参加とのことで、脚に擦り傷がたくさん。天候は晴れてるものの、足元は前日までの雨でかなりスリッピーな状態だそうです。
以前参加した4、5年前もそんな感じだったので、覚悟はしていました。
で、以前参加した4、5年前はコースがちょっと短くて、
2015年:沼尻登山口には行かない →45km
2014年:箕輪山方面には行かない →45km
でした。ところが2017年から
両方行く →52km
と、難易度が上がりました。ただ、コースはどちらも知っているので、わからないところを走る不安はありませんでした。
体調がイマイチ
まあ、今回はこれに尽きます。
1週間ぐらい鼻水と咳が止まらず。特に鼻水がひどくて、喉の奥に鼻水がずっと垂れてる感触でした。のどの痛みはあまりないものの、影響が出てくるのが睡眠。
仰向けに寝ていると、喉奥に鼻水が溜まり、飲み込む動作をしなければならず、目が覚めてしまいます。横になっていると、鼻から水が……。
こんな感じで、大会前日、宿泊先で眠れず、ずっと難儀をしていました。
荷物背負いすぎ
「食料こんなに要らなかった」でした。
背負った食料はこちら。そして、30km8時間、全体の6割を走ったところでの消化数を併記。
■食料
ザバスピットイン x8 →3つ消費
羊羹 x9 →3つ消費
マグオン x8 →0
塩熱サプリ x1袋 →5粒
インゼリー x2 →0
■水分
ハイドレーション1.5L →1.5L詰めて0.3L消費
フラスコ0.5L →0.5L詰めて0.3L消費、0.2L補充
※エイド(第一関門)で食べたもの
バナナ1本、水0.2L、コーラ0.1L
予想外にエイドで飲食物が提供されてたとはいえ、ちょっとザックが重たかったなあという印象です。ハセツネは、もう少し、少な目でも良さそうです。
脚は残ってたが内臓と気持ちが残らず
岩か木の枝に左足をぶつけて人差し指全体が内出血していたのは、ものすごく痛かったのですが、それを除けば、おおよそ順調に脚は運べてました。
下りは下手くそなので、どんどん先に譲ってましたが、上りはマイペースを維持出来ていたと思います。
睡眠不足と内臓の気持ち悪さを解消できずでしたねー。
気持ちが維持できませんでした。
ポジティブに考える
まあ、終わってしまったので、次につなげる良かった探し。
■今期のトレラン最長稼働時間
8時間稼働は、久しぶりに今期復活したトレラン参加大会の中では一番長い稼働時間でした。アップダウンの激しい、安達太良山でここまで動けたのは収穫です。
ハセツネにつながる走りでした。
■膝周りの痛みなし
野辺山ウルトラでは、膝の外側の痛みで難儀しましたが、今回は野辺山以上のアップダウンがある安達太良山で、膝周りの問題が発生しなかったのは良かったです。
■刺激を受けた!
はてブロ福島勢のちょびさん、TOMSAIさんはホント、ナイスランでした。第二関門でリタイアを悩んでいたころに、お二人とも軽快に関門に入って来ました。
次に大会でお会いする時には、恥ずかしくない走りをしたいなと思いました。
というわけで、次のトレラン大会はいよいよハセツネ本戦。
試走の予定はあと1回だけですが、9月はロング走、峠走を中心に予定を入れているので、万全の体制でハセツネを迎えたいと思います。
大会走行記
完走してないけど、走行記。
スタート前、荷物預かり兼、選手待機所のスキー場施設で、TOMSAIさん、ちょびさんとご挨拶。
ちょびさんとは、富士登山競走の4合目付近で、はてブロTシャツを着ていらっしゃったので、お声がけしたら、ブログで繋がりましたというお話で。
2回目とも山での顔合わせというレアなアレ。
スタートは5時。出発時はランプ不要です。すぐ明るくなります。
最初の山頂
安達太良山の乳首。天気最高でしたねー。
最初の下山道。大体800m下ります。
途中で、足元に気を取られて、顔面を樹木にぶつけて流血して倒れている方がいらっしゃいました。みんなが声を掛けて、エイドからスタッフが急行されてるとのことでした。
今回、結構怪我されてる方多かったですね。流血して倒れてる方、シャツが流血の跡を残している方を見かけました。
安達太良山トレイルレースはトレラン大会ではなく、アドベンチャー山岳レースだと、毎回痛感してます。
下山しきると、徒渉があります。
いつもここで川にツッコんで、脚をビショビショにするのですが、ちょびさんのレポートによると、岩伝いに濡れずに渡れるとか。
マジで!いつも濡れるの諦めてました(笑)
銚子ヶ滝エイド
徒渉が終わってちょっとした登り返しを進むと、最初のエイド、銚子ヶ滝エイド。
ここは水だけ。
エイドを越えてからは、また上ります。船明神山まで標高差800mぐらい。
安達太良山の西側は、温泉が湧き出ている光景が広がるため、雰囲気が全然違います。
船明神山から沼尻登山口までは標高差500mほど下りますが、樹林帯に入ると、足元がドロドロ。スリップ多発で危険地帯です。
第一関門エイドまで1km弱の地点から先行選手とすれ違いになります。
ここで、先行していた山仲間Iさん(旦那)とすれ違い。足取り軽く好調なもようでした。
第一関門沼尻登山口
ここまで4時間57分。
トイレが並んで居なかったので、速攻済ませました。
OSJにしては珍しくコーラ、ポカリスエット、水に、バナナまで完備。
昨年は、バナナはあったものの、かなり青くて硬かったとのこと。今年はちゃんとしたバナナだったと思います。
折り返して、戻り始めると、ちょびさん、TOMSAIさん、山仲間Iさん(嫁さん)とすれ違い。みんな元気そうでなによりでした。
この時点では、まだそんなに、しんどくなかったのですが、体幹には若干の違和感が出ていた感じです。
湯の花採取場
ここは、安達太良山に来てよかったなあと思う景色の1つです。
トレラン大会ではあっという間に過ぎてしまいますが、観光でゆっくり訪れたい場所ですね。
ここで、写真終了。
この先の、胎内岩くぐり、鉄山避難小屋あたりまでの登りで、だいぶ体力を削がれてしまいました。ここから平坦な場所でも走れてないところが多いです。
立ち止まって、ジェルや羊羹を補給したり、水分を多めに取り始めてはいたのですが、状況はあまりよろしくなかったです。
横向登山口へ。
箕輪山からの下山で、標高差700m弱を下ります。だいぶ気力が落ちて来たところで、またドロドロのスリッピーな下りが続きます。
ここで、下ってる最中に、岩か木の根に左足が激突。
これがが無ければ、もう少し足を進める気持ちは続いたかもしれません。しばらく立ち止まって悶絶。
痛みが続く中での下りは全然スピードが出せず、また、標高が下がるにつれて気温も上昇するので、再び汗が吹き出します。
第二関門、7時間46分で到着。
結局、ここでリタイアを決めるまで40分近くかかりました。
その間に、ちょびさん、TOMSAIさん、山仲間Iさん(嫁さん)が通過。
皆さん完走出来て良かったです。
自分は、ここでバスに乗り、スタート地点へ。
19時30分で受付が終了する、スタート付近の温泉にゆったり浸かって、悔しさを噛みしめるのでありました。
来年どうしよう
まだ決められず。
スパトレイルも、安達太良山もリタイアとなった今回のトレラン大会参加。
スパトレイルは、完全に事故なんですけど、安達太良山は実力(事前の身体コントロールを含む)での敗退。
まずは、目の前のハセツネ完走を万全に実施し、その結果を踏まえて、リベンジするのかしないのか。考えたいと思います。
以上、安達太良山トレイルレースの振り返りでした。